縁起の良い刺青に使いたい!めでたいタトゥーデザイン和柄編
「ゆかいな若冲・めでたい大観」に行ってきた恵華-Keika-です(・H・)
縁起の良いとされる動植、花、風景、人物や神様などの題材にを集めた展示を見に行ってきました。
今回は刺青にもとても参考になるものばかりだったので、その作品の数々をご紹介ささて頂きます。
長寿のシンボル 鶴と亀
<参照元>http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nikkokisuge/20160108/20160108140751.jpg
浦島太郎に鶴と亀
河鍋暁斎
鶴は千年、亀は万年とはよく聞きますよね。
浦島太郎の原作は長寿と深く結びつくような物語となっています。
更に、浦島太郎の側に長寿のシンボルとされるひょうたんを描くことで縁起の良い3つで1つの掛け軸となっています。
松上双鶴
川合玉堂
<参照元>http://www.yamatane-shop.com/data/artbox/product/ehagaki/A0166-00_b.jpg
日本画の表現の中に「松上群鶴」と言うものがあり、松の上にとまる鶴の群れはめでたい象徴とされています。
この画では、つがいの鶴が松にとまり夫婦の絆を表しているかのようです。
鶴鼎図
川端龍子
<参照元>http://ameblo.jp/sarasatoko/image-12114645838-13533923876.html
3羽の鶴の生き生きとした表情と絶妙な脚の流れが美しい作品。
鶴のふんわりとした羽毛の表現と、脚の筆使いが美しいです。
松竹梅
松竹梅
横山大観/川合玉堂/川端龍子
<参照元>http://ameblo.jp/tonton3/image-11552408916-12579349689.html
3人の合作で、私が特に目を引いたのは梅の絵。
滑らかな雪景色と、梅の繊細なタッチがマッチしていました。
松と竹は寒中にも色褪せず、また梅は寒中に花開く「歳寒三友」が日本に伝わったもので、めでたい象徴とされます。
松竹梅
小林古径
<参照元>http://blogs.yahoo.co.jp/dogstar500ml/GALLERY/show_image.html?id=13283947&no=8
金と赤のめでたい色合いと、扇形の末広がりでダブルめでたいを表現した作品。
松の細かい描写と、梅のデフォルメが愛らしいですね。
七福神
七福神図
狩野一信
<参照元>http://www.scoopnest.com/ja/user/taktwi/685817305838698496
鶴の書き込みと木の緻密な表現、人の身長ほどある日本画は生で観て圧倒されるべき作品の中です。
布袋図
伊藤若冲
<参照元>http://www.cinra.net/news/gallery/16647/2
身の回りのものを大きな布袋に入れて持ち歩く布袋さん。
実在の人物だったそうで、ふっくらしたシルエットはめでたく縁起のいいシンボルされたようです。
寿老
下村観山
<参照元>http://www.fashion-press.net/news/gallery/20812/357507
南極星の化身で長寿を授ける神様と、長寿を象徴する鹿が描かれています。
淡い線と彩色で、神秘的な印象を受けました。
聖なる山 蓬菜山と富士山
蓬菜山
横山大観
<参照元>http://orieoriginal.com/item/026_yt10/
蓬菜山とは伝説上の山で、仙人が住む不老長寿の山境と伝えられています。
<参照元>http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
「古い書物では、富士山のことを心神と呼んでいる。心神とは魂のことで、富士山を描くことは己を描くこと」と横山大観さんはおっしゃっています。
やはり、富士山は古くから日本で愛されていますね。
一富士二鷹三茄子
田崎草雲
端夢(富士・鷹・茄子)
初夢にみると良いことあるある、一富士二鷹三茄子。
富士=無事、良運を掴み取る鷹、大願を成す=茄子を題材とする日本画も展示されていました。
To be continued…
PART2へ続くッ!