英国絵画からキリスト系タトゥー案を学んできました Part1
浮世絵だけでなく、西洋のアートも大好きな恵華-Keika-です(・H・)
今回訪れたのは「英国の夢・ラファエル前派展」。
宗教画や英国絵画にはタトゥーデザインにも応用できるアイデアや起源が溢れていました。
ジョン・エヴァレット・ミレイ
いにしえの夢─浅瀬を渡るイサンブラス卿
優しい表情のイサンブラス卿と、枯れた草木、クジャクの羽の表現に惹かれました。
ジョン・エヴァレット・ミレイ
ブラック・ブランズィッカーズの兵士
別れの瞬間を描いたこちらの作品はとてもロマンチックで切なく、発表当初から絶大な評価があったそう。
女性のシルクのドレスの描写がなんともリアルで美しい。
ジョン・エヴァレット・ミレイ
巣
鳥の巣を見ている少女…
視線を追うと右上の極めて端のほうに鳥の巣が。
絵の全体的な構図に感心してしまいました。
フォード・マドックス・ブラウン
コーディリアの分け前
ストーリー性のあるこの絵画は水彩と紙で描かれているとは思えない緻密さでした。
人物の視線や心の内を表情ではなくポーズで表しているところにも注目です。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
シビラ パルミフェラ
「クピドとバラ」は愛の象徴、「ポピーとスカル」は死の運命を、そして蝶は魂を暗示します。
それぞれの意味を象徴するモチーフで、深い意味を込めた作品になっています。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
パンドラ
黒で彩色する部分を全て茶色に置き換えて描くことで、幻想的な雰囲気が漂っています。
女性のミステリアスな表情には少し恐怖してしまいそうですね。
ダニエル・マクリース
祈りの後のマデライン
詩「聖アグネス祭前夜」を連想して描かれた寝る前のマデラインさん。
なんと恋人がクローゼットに隠れているらしく、それに気付かない彼女と恋人の歯がゆい雰囲気と、夜の陰影の表情が素晴らしい作品です。
歴史的な正確さよりも芸術性が優先する
古代世界を描いた画家たちのシリーズでは、上記のような格言を残している通り、正にアート性の強い作品の数々が並んでいました。
ローレンス・アルマ=タデマ
打ち明け話
ポンペイだ発掘された遺跡に基づくローマ時代の女性を描いた作品。
ライオンが彫刻された椅子や壁の表現、女性達の服装など、まるでその時代を見たかのような再現度に感動しました。
ローレンス・アルマ=タデマ
テピダリウム
男性の視線を意識して描かれたこの作品は、紳士の書斎や更衣室、喫煙所などに飾られる高級家具としてのポジションだったようです。
フレデリック・レイトン
エレジー
哀しみを歌った詩や楽曲のことをエレジーと言います。
心ここにあらずといった女性の視線と描写は滑らかで丹念に、しかし儚さを感じる作品でした。
フレデリック・レイトン
ペルセウスとアンドロメダ
ギリシャ神話をもとに描かれた作品。
とても大きな絵で迫力がありました。
生贄にされたアンドロメダを救うペルセウスの姿は、19世紀の騎士道の象徴だったようです。
Psrt2へ続くッ!!